被災地に 『お花をどうぞ』
14日の日経夕刊の記事より
心温まる思いがしました。 大切な人達を送るのに お花だけでも供えたい。。。。
そんな家族を失った人々の気持ちに気付いてあげられる方々が居て とても嬉しく思いました
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お花をどうぞ 東京のNPO、安置所に1万5000本
「亡くなった家族に花を供えてあげられない」――。今回の大震災で家族を亡くした遺族の声を知り、東京の特定非営利活動法人(NPO法人)が宮城県内の遺体安置所などに1万5千本の花を届けた。被災地では生花店などの再開が遅れ、花の入手が難しい状況が続いており、「ご自由にお持ちを」と添え書きし、祭壇の近くに置いた。
遺体安置所で、祭壇脇に花を並べる安田さん(9日、宮城県石巻市)=NPO法人「フラワーキャンドル」提供
遺体安置所で、祭壇脇に花を並べる安田さん(9日、宮城県石巻市)=NPO法人「フラワーキャンドル」提供
花を届けたのは、NPO法人「フラワーキャンドル」(東京・港)の安田弥史さん(48)と生花通販会社執行役員の土肥大介さん(31)。同NPOはコンサート会場にスポンサーなどから届いた花を、終演後に児童養護施設や老人ホームに贈る活動をしている。
被災地で供花(くげ)もなく埋葬が始まったことを知った2人は現地に花を届けることを決意。1万5千本を購入する費用は土肥さんの会社が負担した。チューリップやガーベラなどの明るい色を中心にそろえてトラックに積み込んだ。
9日未明、東京を出発。津波の被害が甚大だった宮城県石巻市や気仙沼市の遺体安置所、市役所など計5カ所を回った。安置所の祭壇脇などに「お供え花としてどうぞお持ち帰りください」と手書きのボードを立てかけ、花を並べた。
無言で涙を流す遺族が多い中、「チューリップ、すごくうれしい」と漏らした女性がいたという。安置所に詰める女性警察官からは「安置所に明かりがともったみたい」と感謝された。
安田さんは明るい色の花を持っていくことに不安もあったが、「心を癒やしてもらえたのかな」。要望があれば、仮設住宅などに出向くことを検討するという。
日本経済新聞より
by freddylab | 2011-04-15 09:17 | 日記